「いつも同じ色の組み合わせになってしまう」
「かわいいと思って買った服に、何を合わせたらいいのかわからない」
「つい無難な色合わせになってしまってコーデがつまらない…」
色の合わせ方って悩みやすいですよね。
色の組み合わせ次第でコーディネートは無限にできますが、だからこそ悩みやすいポイント。
どんなに素敵なアイテムでも、組み合わせ方次第で残念になったり、何倍もおしゃれに見えたりします。
でも、自分で組み合わせていると、ついつい無難な組み合わせになってしまうことも。
そこで今回は、コーディネートの中でも重要な「配色のコツ」について、コーデに使えるポイントにしぼってご紹介していきます!
ファッションカラーコーディネートの講座受講、
グラフィックデザイナー歴 25年を活かして解説させていただきます♪
この記事でわかること
- 色を分類しよう
- コーデに役立つ5つの配色
- コーディネート例
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コーデ配色の基礎【色を分ける】
まず色の分類について簡単にご説明しますね。
色をとらえやすくするために、「色が持つ3つの特徴」(色の3属性)
- 色相(しきそう)
- 彩度(さいど)
- 明度(めいど)
がありますが、今回は①の「色相(しきそう)」についてご説明します。(※②③については別の記事でご紹介しますね!)
色相(しきそう)
色を理解するために整理された「色相環(しきそうかん)」を使っていきます。
見慣れていないと
「わ!難しそう…」
と思うかもしれませんが、色を環状(輪っか)に配置した図で、
わかりやすく色をとらえるためのものです。
「色相」というのは簡単に言えば「色の違い」のことです。
小学生のときに虹の色について習ったのを覚えている方は
「赤(せき)→橙(とう)→黄(おう)→緑(りょく)→青(せい)→藍(らん)→紫(し)」
と聞いたことがないでしょうか?
その順番にならんでいます。
暖色・寒色・中性色
色はさらに大きく3つのカテゴリーに分けることができます。
- 暖色…暖かい色
- 寒色…冷たい色
- 中性色…どちらでもない色
文字からイメージしやすいので、わかりやすいかなと思います。
難しく考えることはありません。自動販売機のHOT(あったかぁ~い)は赤・オレンジが使われ、COLD(冷たい)は青や水色が使われていますよね。暖かさを感じる色が「暖色」、冷たさを感じる色は「寒色」、それ以外はざっくり「中性色」と思ってもらって大丈夫です。
無彩色(白・黒・グレー)
「白・黒・グレー」は無彩色(むさいしょく)と呼ばれ、色みがゼロの状態の色のことです。明るさだけを持ちます。明るさだけを持つ色なので、ほかのカラーと合わせてもけんかすることが少ない色です。なので、カラーアイテムと何を合わせたらいいのかわからない…!というときは、困ったら「白・黒・グレー」と合わせてみると、何とかなることが多いです(^-^;
無彩色についてはこちらの記事にまとめてありますので、「白・黒・グレー」を使ったコーデについて知りたい方は読んでみてくださいね↓
関連記事⇒何を着たらいいかわからない!黒・白・グレーでおしゃれコーデを完成させよう
色相環にそって色を組みあわせてることで
簡単にイメージ通りのファッションをすることができるようになりますよ。
では、実際に色相環を使って、コーデに役立つ配色方法を見てみましょう!
コーデに役立つ5つの配色パターン
補色(2色配色)
色相環の反対同士の2色を組み合わせる配色です。
お互いに「補う」、つまりお互いをあざやかに引き立たせて見せてくれる配色です。
また、完全な補色ではなくても、補色から少しずらした色を選ぶと、使いやすいコーデに。
実際のコーディネートでは、補色から1~3色ずらした色を選ぶと派手すぎない華やかなコーディネートになります。
コーデ例(ブルー ×オレンジ)
コーデ例(オレンジ×ブルーデニム)
コーデ例(ブルー × ベージュ)
コーデ例(パープル × イエロー)
コーデ例(ピンク × ブルー)
アナロジー(隣あった3色で配色)
色相環の隣り合う3色を組み合わせた配色です。
隣り合っているので、同じような色のグラデーションになり、なじみのいい配色になります。
穏やかで安心感のあるコーデが作れます。実際は2色でコーデすることが多いかもしれませんが、2色以上使う場合でも、近くの色を選ぶとなじみが良く落ち着いたコーデが作れます。
コーデ例(イエロー×グリーン)
コーデ例(隣あうブルーでグラデーション)
コーデ例(ネイビー × グリーン)
トライアド(正三角形の頂点の3色で配色)
色相環を正三角形でむすんだ頂点にある3色で配色します。「赤・黄緑・青」など、この正三角形をずらして3色をイメージしてみてください。
3色コーデは難しいと感じますが、この3色を合わせればまとまりがよくなります。
コーデ例(ネイビー × グリーン × ブラウン)
コーデ例(グリーン × パープル × オレンジ)※シャツカラー
スプリットコンプリメンタリー(3色配色)
スプリットは「分ける」、コンプリメンタリーは「補色」という意味です。
まず補色になる反対色を見ます。
補色の色から2色ずつ、または3色ずつなど、同じだけ左右に離れている2色をとり、組み合わせる配色方法です。
たとえば「赤」の場合、補色は反対の「青緑」になります。
補色の「青緑」から2色ずつ左にずらした「緑みの青」と、右に2色ずらした「緑」を使います。
慣れてくるとイメージしやすくなりますので、最初は、どの色を組み合わせるのか色相環を見ながらやってみてくださいね。
コーデ例(黄緑 × グリーン × パープル)
テイラード(4色配色)
色相環を正方形でむすんだ頂点にある4色で配色します。
4色ともなると難易度がかなり上がりますが、規則正しく色相環から選んだ色なら、とてもまとまりやすくなります。
1アイテムにいろいろな色が混ざっているものも、色相環を見ながら観察すると、なぜまとまっているのか見えてきて面白いですよ♪
配色のコツをつかんで洋服のコーディネートをもっと楽しく♪
いかがでしたでしょうか?
「配色」と聞くと、わ!難しそう…と思うかもしれませんが、
まずは2色、3色と少ない色数から挑戦してみると、だんだんと慣れていくことができます。
慣れてきたら、
- 配色パターンを少しいつもと変えてみる
- 配色する色の数を増やしてみる
など、新しい色の組み合わせにチャレンジしてみてくださいね!
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プロのスタイリストさんが洋服を選んでくれるaircloset(エアークローゼット)を私も実際に使ってたので、実際に届いた服や感想を口コミ記事にまとめました。
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参考になりましたら幸いです♪